
おっす。節約生活で貯めたお金を運用して釣りや海外旅行を楽しんでいる独身のおっさんです。
アジアを旅行していると、そこら辺で安いブランド品を売ってますよね。
今日は偽ブランド品についての記事です。
ちなみに、わかってると思うけど、アジアの「そこら辺」で売っているブランド品は100%「非正規品」だからね!
正規品の可能性もあるのではって?いや無いから!どんくらいの確率で無いかというと、あなたが私に1億円くれるのと同じくらい無い!
アジアで正規品を置いているのは高級デパートの正規店だけ!
なんだけど、実は、そこらのショップにも正規品と同じくらいの品質の非正規品が激安で売っているというのが今日のお話。
【NORTHFACE】ベトナムの非正規品コピー偽物の見分け方と値段交渉【ZARA】
なぜ、そこら辺で売っているブランド品が非正規品かというと、理由は簡単で「クッソ安いから」だよ。 正規のブランド品ってどこの国でも高いんだよ。
「高い」ということ自体がブランドの価値だからね。
「私は、こんなに無駄金払ってますよ!」ってのがステータスだから、安くしたらダメなんだ。

つまりブランド側が、そこら辺で安売りすることを許すわけが無いのだ。
正規品が安くなるとしたら、正規店のアウトレットやセールだけど、まぁ半額くらいが限界だと思う。
ところが、アジアの街中では正規品の10%20%くらいの値段で売ってたりするわけだから、普通に考えてありえないよね!
偽物・コピー・非正規品の種類
非正規品といっても色んな種類があるから、簡単に説明しよう。
▼にせもの・模造品・コピー
①見るからに偽物というクソ品質な粗悪品から、まぁ頑張ってるものまで。
マネして作ったコピー商品。酷いのは誰が見ても判別可能。作りこんでるとわからないけど、素材とか縫製がしょぼいので耐久性が低い。あとは本家ではそんなモデル発売されてないから!みたいなオリジナル偽物まで色々あるよ。フランク三浦みたいなのとか。とても面白いよ!
②偽物なんだけど超凄いスーパーコピー。本物と同じで判別できないレベル。非正規工場で、本物と同じ材料や型紙で元本職が作っているようなもの。中国のルイヴィトンとかそういうやつ。
▼流出品
③正規工場のB級品を勝手に横流し。縫い目がずれていたり、形がズレていたりする不良品。本当は廃棄する契約になっているはずの物を売っちゃってるやつ。
④正規工場の完成品を勝手に横流し。工場の人が受注より多めに作って、ブランド側に断りなく売っちゃっているやつ。 つまり、販売ルートと値段以外は本物と同じ。
①は、かなり多いから注意が必要だ。すんげー粗悪なやつ。
③か④を激安で買えれば、まぁそれは本物と同じってことになっちゃうよな。
なんか一部のパーツだけが偽物ってのがあるから正直よくわからんけどねw
ハノイ(ホアンキエム)のNORTHFACE屋の場所
ここからは、ベトナムによくあるNORTH FACE屋さんについての話だよ。
ハノイの旧市街には沢山のNORTH FACE屋がある。 HangGai通りとかHangBac通りとか。とにかく旧市街を歩けば沢山ある。ホーチミンやダナンにもある。
てか、観光地ならどこにでもある!
超ド田舎の村でもノースフェイスは売ってるよ笑。

お店の名前は、だいたい「Factory Outlet」だ。GoogleMapで調べればでてくる。「工場直販」みたいな意味なんだけど、つまり正規品の工場で作ったやつを売っているというアピールだよね。
というのも、工場で製品を作る時は必ず多めに作るんだよ。一定の割合で必ず不良品ができちゃうからだ。例えば、ブランド側が工場に1000個のバッグを発注したとする。工場の人が1200個作って1000個を納品して、200個は自分らで売っちゃえば儲かるよねって話。
ベトナムには衣料品ブランドの工場が沢山あるんだ。NORTHFACEだけじゃ無くてNIKEやZARAなどなど、世界中の色んなブランドから仕事をもらって製品を作っている。
ユニクロの新作が日本で発売される前に、ベトナムで出回っていたなんて笑い話もある。
ある日、日本にいるベトナム人の友達がアディダスのカッコいい靴を買って自慢していたんだ。僕は教えてあげたんだ「その靴、たぶんMade in Vietnamだよ。タグを見てみ」って。
そしたら見事にベトナム産で、友達は泣きそうになってたよww
NORTHFACEのバッグの品質を見分ける
ちょっと、この黒いバッグを例にして、品質のチェックをしてみよう。

ちなみに正規店のはこういうやつだよ。
メインのロゴを見ればわかる

まず、メインのロゴを見れば、だいたい品質がわかる。ロゴが乱れていたら当然偽物だし、全体の品質もダメと考える。
要は、偽物だとしても品質にこだわって無いということだ。偽物のプライドすらないやつ。
チェックポイントは、一言でいったら「良くできているかどうか」だ。フォントの形が綺麗か、字と字の間に間隔があるか、フォント内部の糸の密度が高いかなど。
ちなみに、この黒いバッグはフォントが綺麗で、本物のロゴと同じように見えた。
次にチャック。本物はしっかりしたYKK


左が黒のバックでYKKのごついチャック。本物と同じYKK。
右は安い偽物で、細くて壊れ易そうなチャック。
パーツの素材や種類、細部の作り込み




このバッグは、底の素材が丈夫なやつになっているし、 メッシュを使うなど生地の種類も豊富、プラパーツも多いし品質も良い、 小さいロゴも綺麗で、 縫い糸も丈夫だし縫い方もしっかりしている。かなり品質が高い。この時点で流出品と判断。
ちなみに偽物あるあるは、外のメッシュポケットのゴム素材がしょぼかったりする。ゴム部分を引っ張ってみて、しょぼい感じがしたらだいたい偽物。
タグの品質。ホログラムや日本語や販社名

タグもチェックしてみよう。このバッグは、本物と同じように色んなタグが付いてるし、キラキラのホログラムもついている。
日本語の内容に、誤字脱字が多いと偽物の可能性が高い。このバックでは、自然乾燥「き」せますとか、アイロンはかけないでくだ「と」いという部分が間違っていた。惜しい
ただし、この程度のささいな誤字脱字は本物でもあるぽいから、これだけでは判断はできない。
もし、タグに正規販売代理店の名前や値札が付いていたら③④流出品である可能性が非常に高い。「株式会社*******」とか、韓国語で何か書いてあったら輸出製品の横流しの可能性が非常に高い。
紙の値札がぶら下がっていることもあるけど、その値札自体も大量に流出しているから、全体の品質をチェックする必要がある。
B級品バッグの値段は?
全体的に形がちょっとくずれているのと、ベルトの縫い付けの位置がズレちゃっている。このバッグはB級品の流出だ。だから耐久性は正規品に劣るよ。
それ以外は非常に完成度が高かった。
言い値は80万ドン4000円だ。この言い値は安めなので、たぶんベトナムに住んでいる私がいるからだと思う。イギリス人の友達が欲しいというので、さらに値切ってあげて65万ドン(3250円)になった。
ちょっと郊外の店だと全く同じバックを80万ドン4000円)以下には値下げしてくれなかった。旧市街は観光客が多いから安く買えるのだと思う。
でも、非正規品は、基本的に耐久性が低いから壊れ易いんだ。実はコスパが悪い。
ノースフェイスなんか定価が安いから、正規品を買うのが絶対に良いよ!
NORTH FACE屋の値切り交渉の方法

注意。偽ブランド品は日本に持ち込んではダメ
偽物を日本に持ち込んではいけない!しかし実際には、空港でそこまで厳しくチェックなんかできないから、かなり大量に輸入されているはずだ。
【注意】ヤフオクやメルカリで「本物だとウソをついて」転売してる悪者がいる!
新品なのに半額とかだったら疑うべきだよ。
Yahoo!ニュース のリンク
ちゃんと販売者を確認してAmazonだとか正規店が売っているのを買おう!

認定NPO法人アニマルライツセンター ヴィーガンファッション
余談。日本人も昔は偽物を作りまくっていた
偽物を作ったり、ブランドに断りなく勝手に横流しして売っちゃうのは良くないことだ。
だけど、もともとなんでそうなるかと言うと、まず先進国やその国の企業が自分らの利益を最大化するために、人件費の安い国に工場を建てて、その国の人々を利用しているからなんだよね。
日本の衣料品や電化製品だって、ほとんど海外で作ってるでしょ。我々の国や会社は経済的に貧しい国の人々を利用して激安で作らせて、それを高く売って儲けているわけだ。
その利益から我々は給料をもらう。
自分が製品を買う側として考えても、100%メイドインジャパンを買うことってほぼ無いよね。あってもかなり高いからね。それに比べると海外生産は安いから買うよね。私もユニクロとかニトリとか大好きだし。そうやって我々は豊かに暮らしているわけだ。
そしたら、その貧しい国の人々も「次は自分らが儲けたい!」と考えて偽物を作ったり、技術を盗んだりするよね。
これは資本主義経済では当たり前に起こることなんだ。
私が子供の頃は、中国製=粗悪品・コピー商品というレッテルがあった。
高齢者は未だに信じているけど、
今やハイテク製品を含んでかなりのものが、中国で正規に高品質に製造されているよね。
日本だって昔は欧米の製品をパクリまくってたんだよ。
「日本製品=粗悪な偽物」みたいな時代があったんだよ。
