【御蔵島】金曜夜に東京発。ドルフィンスイムでイルカと泳ごう

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トライオートFX

死ぬまでに1度は野生のイルカと泳いでみたいな~っと思っていた。
月曜日に有給をもらって週末に行ってみた。

週末ドルフィンスイム【御蔵島でイルカと泳ぐ】

以下のビデオは「ドルフィンスイマーの草地ゆき」さんのYouTubeです。
これが御蔵島です。

御蔵島「イルカをめぐる冒険」のはじまり

土曜22:30 竹芝発
日曜06:30 御蔵島着 島一泊
月曜13:00 御蔵発~21:00竹芝着

◆航路 東京~御蔵島
船内はほとんど釣り人だった。俺はガラガラの最安値の座席フロアに荷物を置くと、5階分の階段を上り甲板に出た。
まもなくフェリーは出航した。しばらくするとレインボーブリッジと東京タワーのツーショットだ。東京の夜景が眩い。

夜景が薄れ往くと、皆は船内に戻っていったが、実はもう一つ見せ場があるのだ。出港から30~40分した頃に、すぐ真上を羽田に着陸するジャンボが通過するのだ。次から次へと轟音が響く。なかなかの迫力。

自販機の冷凍ポテトを食べながら缶ビールを飲む。10月なので肌寒い。

船は黒い東京湾を行く。フェリーやタンカー等沢山の船とすれ違った。神戸から千葉 は世界一のメガロポリス。その要の東京は海も空も混んでいる。
500缶を2つ空けた後、翌朝6時の下船に備えて就寝。もちろん雑魚寝。

◆着岸できるかは運しだい
夜が明けて御蔵島が迫ってきた。

御蔵島は太平洋に浮かぶ小さな島だ。大きな湾はない。だから海が荒れると桟橋の目前まで来ていても着岸できないことも多い。何ヶ月も前に抽選で宿を当てた者には悲惨だ。 

まずその外観に驚いた。島は巨大な岩だ。周りは全て断崖絶壁。「東洋一の海食崖」というのがあって、波によって削られた崖なのだが、最高地点は480m!!480mの高波って・・・

繁華街には2件の商店と2件の食堂と1件の居酒屋がある。もっと言えば漁協、郵便局、交番、GS、役場、保育園、小中学校、診療所、公園、神社、ヘリポートもある。
てか、これが島内の全てで、あとはいーっぱいの自然だ。渡航人数も制限されており観光観光してないのが良い。ゴミもなく綺麗だ。

宿は「しげを工房」の新館。綺麗で居心地が良いのだが繁華街までちと遠い。送迎以外の移動手段は徒歩だ。

さっそくイルカと泳ぐよ。ドルフィンスイム!

俺は着いた日の午前午後と2回ドルフィンスイムを予約した。
しかし、午前の部はイルカがあまり遊んでくれず、しかも船酔いで散々だったとだけ言っておこう。
酔い止めは必須だ!

◆ドルフィンスイム出発!
ドルフィンスイムは女だらけだった。
①小形の船に乗り込む
②乗ったとたん皆準備しだす
③イルカの群を探し島の周りを走る
④イルカ発見!
⑤船長が「泳ぐ準備して下さい」「はいどうぞ」
⑥皆が我先にと飛び込む!俺置いて行かれるw
⑦イルカと泳ぐ
⑧イルカいなくなる
⑨また船に乗り込む
以降③~⑨の繰り返し2時間。結構ハード。

②でね、何で皆焦ってんだろう?と思ったら何回も何回もイルカを追って移動するから。飛び込むのが遅かったから船長に「初めてですか?」と見抜かれた。
あと⑨で船に戻るタイミングが暗黙。イルカいなくなったと思ったら皆は直ぐ船に戻るの。でも今回は海が濁っててイルカ下にいるのに気づかず船に戻ってる人がいたり。あいつら移動速いからな。

いや~イルカいた。いっぱいいた。んで人間を見て遊ぼうって誘ってくんの。すげえ。初っ端目が合った一頭が寄って着たんだけど追いつけず行っちゃった。
でも、慣れてきたら一緒にクルクル回ったり写真取ったりできた。誰か潜るとそこ目掛けて来てくれたりする。

イルカってデカイは。俺と同じくらいある。しかも直ぐそこ30cm。でも何と言うか恐くない。見た目もあるんだろうけど、温厚というか人間に近い雰囲気というか。初めて鮫を見た時は恐かったから全然違うね~。楽しい。だって「遊んでくれる」んだから。
自分らだけでも波乗りとかして遊んでた。あと海亀もいっぱいいた。海の様子は伊豆って感じだな。

海はところにより荒れてて、小型船が波を被りまくでスリルあって楽しかった。
「イルカは全身太ももみたいなマッチョやろうw」
「人生で1度はイルカと泳ぐべし!」

注意。
今回、宿でレンタルしたスーツが体になじまなかったのと、足ヒレが小さいのしかなくて、長く潜れなかったのが残念でした。
なんとか体力と肺活量のみで頑張ったから疲れた。
自分のフィンは絶対に持っていったほうが良い!あまり潜らないで水面に浮きつつイルカを見るというのでもよいけど、イルカと一緒に遊んだりしたいなら、ある程度の推進力が必要。長く潜るほどイルカと遊べるので、ある程度のまともなフィンは必須。慣れている人はバラクーダ級のフィンを持ってきている人も結構いたよ。
余談ですが、私はけっこう水泳とか素潜りが得意なほうでして、というのもうちの家系が水泳を得意としていて、なんとおばあちゃんの兄弟は第1回目東京オリンピックの水泳代表候補だったのです。

クレッシーのフィンが3000円くらいだから。こんなコスパが良い。

◆御蔵島は小さな屋久島って感じかな。
宿に戻って一休みしたあとに、軽く裏山を探索してみた。御蔵の植物は茎が図太く緑が異様に濃かった。これは厳しい環境で育ってきた証か。
巨木も多い。岩にたくましく根を張り長い年月いくつもの嵐を乗り越えてきたのだろう。ふと屋久島の森を想い出した。
この島も木工が伝統であり、また水も豊富らしい。違う点はこの島は火山島であることや「ザ・南国」ではなく、海も山も「伊豆!」って感じであることだ。わかるかなw

「バイクで西を目指したら屋久島にたどり着いた」は今度書こう。

御蔵島のチケット・持ち物・費用などの情報

◆気づいたこと
・「金~日」プランは混むので、「土~月」にして大正解!
・水温があってもボートの風が寒い。
・三宅島からの船はドルフィンタイムが短い。やっぱ御蔵島に行くべき。
・上級者は船長の腕で宿を選ぶらしい。
・着いた日の午前スイムはしんどい!午後と翌朝がいいかも。3回がいいか。
・足ヒレは自分の持ってこう!
・酔い止めも持っていこう!

◆情報収集
①「御蔵島の旅人」さんでほぼ網羅。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mabuta/progra-m/
②着岸予想ブログ
http://mikura.sblo.jp/category/86695.html
③チケットは東海汽船
https://www.tokaikisen.co.jp/island/mikurashima/

◆お土産
あまりない。つげ細工と水くらいだろうか。
俺は帰る日に朝から釣りをした。しかし、「ピクリともせず」^^;。
小笠原パッショングミを買ったw

◆日程【2泊3日】
土曜22:30東京発
日曜06:30御蔵島着 島一泊
月曜13:00御蔵発~21:00東京着

◆費用【43300円】
水中カメラ   1250円
釣り道具     420円
電車賃往復    920円 
食事・酒    3500円
船代往復   13500円(ネット予約で10%割引)
宿1泊2食   6850円
イルカ船2回 13700円
レンタル
 3点セット  1580円
 スーツ    1580円   

番外編。伊豆大島は近くて大自然でマジでおすすめ!

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