チャオ!モイグォイ!(みなさんこんにちは)
ベトナムは南北に2000Kmもあり、地方ごとに様々な麺料理があるのです!
日本のラーメンと同じです。
ベトナムの地方の麺料理をしょうかいします。
- 生春巻き?フォー?いいえベトナム旅行におすすめの麺料理ランキングです
- 位 MỲ VẰN THẮN(ミーバンタン)
- 位 Bún Bò Huế(ブンボーフエ)
- 位 BÚN ĐẬU MẮM TÔM(ブンダウマムトム)
- 位 Hủ tiếu(フーティエウ)
- 位 ダナンのMi Quang(ミークアン)
- 【余談】ベトナムのローカルフードの感じ
- Bún chả(ブンチャー)
- ホイアンの CaoLầu(カオラウ)
- タピオカのBánh Canh Ghẹ(バインカインゲー)
- ハイフォンのBánh đa cua(バインダークア)
- Bún thịt nướng(ブンティっぬオン)
- 南部の Bún mắm(ブンマム)
- 春雨ヌードル Mien(ミエン)
- Phở(フォー)
- 実は最も美味いのは鍋のしめに入れるHaoHao
- 【番外編】ハノイのハロンとななちゃん
- 【番外編】今までで最も変なヌードルはラオスのやつ
生春巻き?フォー?いいえベトナム旅行におすすめの麺料理ランキングです

ベトナムには米や小麦や澱粉(タピオカや緑豆やカンナなど)などの麺があります。
それが、製法や形状で色々と分かれていてます。
さらに、味付けや具によって数十種類にもなるのです。まとめるの大変w
読み方 | ベトナム語 | 材料 | 料理の例 |
---|---|---|---|
ブン | Bún | 米 | ブンチャー(ハノイのつけ麺) ブンカー(揚げ魚がのったブン) ブンダウマムトム(ハノイの臭い発酵エビ) ブンボーフエ(フエのうまいやつ) ブンティっぬオン(焼肉のせそーめん) |
フォー | Phở | 米 | フォーボー(牛のフォー) フォーガー(鶏のフォー) |
フーティウ | Hủ Tiếu | 米 | フーティウボーコー(ビーフシチュー) フーティウナンバン(エビとホルモンと卵) |
ミークアン | Mì Quảng | 米 | ミークアン(ダナンの混ぜそば) |
カオラウ | Cao Lầu | 米 | カオラウ(ホイアンのうどん) |
バィンダー | Bánh đa | 米 | バィンダークア(ハイフォンの蟹すり身) |
バィンカイン | Bánh Canh | タピオカ | バィンカインゲー(太いトゥルトゥル) |
ミー | MỲ | 小麦粉 | ミーサオ(焼きそば) ミーホアンタン(ワンタン麺) ミーヴァンタン(海老ワンタン麺) |
ヌイ | Nui | 小麦粉 | ヌイサオ(マカロニ炒め) |
ミエン | Miến | 豆 | ミエンガー(鶏の春雨) |
具の食材について、なんとなく気づいたかもしれませんが
鶏は「ガーガー」鳴くからガー
牛は「ボーボー」鳴くからボー
魚は「カーカー」鳴くからカー
では、いよいよ私のベトナム麺ランキングをどうぞ!
位 MỲ VẰN THẮN(ミーバンタン)
ずばり、1位は「ミーバンタン」。
その正体は超美味しい海老ワンタン焼豚ラーメンです。
MỲ は、日本人も食べなれた中国の小麦粉の細麺です。ラーメンです。
具は、海老ワンタンや焼き豚や卵やニラみたいな草などなどが沢山入っていて
スープは、海鮮と豚が混じったとでも言うか、バランスのとれた間違いない美味さ!
週1で食べたくなる本物。


どちらかというとホーチミンの料理です。
➡ハノイの旧市街にある有名店 Mỳ Vằn Thắn Đinh Liệt
ハノイの旧市街では毎週末にナイトマーケットがあります。金土日19~23時くらいにやってます。ベトナム国内では最大のナイトマーケットです。
タイには負けるかもしれないけど、タイのは近代化しちゃってて面白くなくなってきたので、ゴチャゴチャ感で言ったら東南アジア1位かもしれません。

位 Bún Bò Huế(ブンボーフエ)
ベトナム最後の王朝「阮朝」の都がフエです。そのフエの名物がブンボーフエ。
全国で食べられます。
Búnは、米粉の麺で食べやすいです。ベトナムで最も一般的な麺だと思います。
具は、牛肉や豚足やつみれなどの肉が中心ですが香草でサッパリさせてます。黒い塊は豚の血のプリンみたいなレバー的な奴で美味しいです。
スープは、動物系の濃厚さという感じで、日本人にも人気です。


➡ハノイの超有名店 Bún Bò Huế 65
フエはなんとなく品がある街というか、みんなちゃんと信号を守る街です。よく日本の京都に例えられます。フエにあった最後の朝廷は「阮朝」です。阮はNguyễnと書いて「ングエン」と読みます。ベトナム人の40%が使っている苗字です。


位 BÚN ĐẬU MẮM TÔM(ブンダウマムトム)
来た~!知る人ぞ知るブンダウマムトム。ハノイの料理と言われています。
MẮM TÔMというのは紫色の海老の発酵調味料です。とんでもない旨味を持っている代わりに、えげつなく臭いです。ベトナム人でも食べられないほど。もし洋服についたら地獄です。
好き嫌いがハッキリと別れますが、私の脳に焼き付いてるベトナム料理です。
その激臭いタレに、豚肉やホルモンとミントや豆腐をつけて食べるのですが、まぁこれが強烈に美味いのです。


たぶんですが、昔海から運んできた海老が腐って、もったいないから付けダレにしてみたら超美味しかったので生まれた料理かもしれません。
➡ハノイのホアンキエムにある有名店 Bún đậu Việt
写真の細い路地の奥です。
位 Hủ tiếu(フーティエウ)
ホーチミンの庶民の米麺です。ちなみにハノイの庶民の米麺はフォーです。
Hủ tiếuは、フォーと違ってコシがあるとこが美味いです。フォーはグズグズだから好きじゃないんだよな~。
豚系スープに、具は肉やエビやイカなどがのっていて、要はこれも「肉+海鮮」という組み合わせの美味さなのです。

ホーチミンの大人気店 Quán Hủ Tiếu Nam Vang Nhân Quán


位 ダナンのMi Quang(ミークアン)
最近人気のダナン。そこの名物です。混ぜそばというかウドンというか。
ぶっとい米麺が濃い目のタレに浸っていて、食べ応えがあって好きです。
面白いのは揚げ煎餅が付いてくることです。
お隣のホイアン名物のカオラウと同じで、江戸時代に日本との貿易人らから伝わったウドンが先祖という説もあります。

➡ダナンの人気店 My Quang Ba Mua
ダナンにはお店が沢山ありますが、地元の人もおすすめするお店です。
ちなみに写真は別の店です。



【余談】ベトナムのローカルフードの感じ




さて、6位以下は同順ということでお送りします。
(順位付けに悩むのに疲れたw)
Bún chả(ブンチャー)
Bún chả はハノイのランチの定番という感じです。オバマ大統領が来たときに食べて有名になりました。ちなみにフォーは朝ごはんという感じでしょうか。
ブンを甘酸っぱいスープに浸して食べます。スープには焼き豚とパパイアやニンジンの薄切りが入っていてコリコリとした食感を演出しています。


サッパリしていて食べやすいので、日本人が最初に好きになるやつです。そして直ぐに飽きるのです😂。
私はネムという揚げ春巻きをスープに浸して食べるのが好きです。
➡ハノイの通称オバマブンチャー Bún chả Hương Liên

ホイアンの CaoLầu(カオラウ)
提灯の町ホイアンの名物です。豊臣秀吉が始めた御朱印船貿易で、日本から伝わったウドンが元だとかどうとか。
コシの強いウドンという感じの麺に
具は、野菜、豚肉、揚げワンタンなどがあって
タレは、甘辛い感じです。混ぜそばです。普通に美味いって感じです。

カオラウはホイアンでしか食べられないというブランド戦略というか、ご当地麺的なあれになってます。



タピオカのBánh Canh Ghẹ(バインカインゲー)
バインカインゲーはトゥルントゥルンの喉越しが特徴です。
タピオカの澱粉から作られた麺です。
スープはとろとろで、味はちょっち甘めで蟹が入ってます。
揚げパンみたいなやつが入ってます。


バインカインゲーの有名チェーンは「69」。店名の由来は謎。
以下はホアンキエム近くの人気店。

ハイフォンのBánh đa cua(バインダークア)
バインダークアは茶色くて平たい麺です。ハノイから近いベトナム北部最大の港町ハイフォンの名物です。麺はサトウキビを混ぜて色付けしているらしいです。
あれ?でもこれは、クア(蟹)が入ってないから、バインダーボー(牛)かな。
バインダーではある。

ホアンキエムの近くで人気のあるお店。
Bún thịt nướng(ブンティっぬオン)
ブン(米の細麺)に焼肉がのっているって意味です。
北部ではブンチャーが主流で滅多に見ないので、中部か南部の料理だと思います。
ブンは基本的にはご飯と同じですので、焼き肉丼とでも思っていただければ、その間違いない美味さを想像してもらえるかなと^^。


南部の Bún mắm(ブンマム)
ホーチミンより南のカントーで食べたブンマム。
カンボジアの横にあるチャウドックの郷土料理。マムは臭い発酵調味料のこと。
やや甘めスープが美味い。ハノイでは見ないかな。


春雨ヌードル Mien(ミエン)
ミエンは春雨のことです。
これは混ぜそばスタイルですが、フォーみたいに普通にスープに浸っているのもあります。米麺に飽きたころに食べるやつですw


Phở(フォー)
フォーは日本で最も有名なベトナム料理ですが、個人的には下位ランクです。
というのも、とにかく麺がグズグズだからです。
あとは飽きたからかもw


下は、ビーフシチューのようなPhở Bò Kho(フォーボーコー)というやつです。
たぶんサイゴンの料理かな。
これは、フィリピンのパラワン島のベトナム人の店でたべました。
たぶんベトナム戦争の時の元難民かなと思います。


実は最も美味いのは鍋のしめに入れるHaoHao
HaoHaoは超ど定番の庶民の袋麺です。1個25円くらいかな。
日本で言うと何だろ。日本人がベトナムに行く時に沢山持っていくようなものです。
う~ん。良い例えが思いつかないくらいの定番品です。ちなみにエースコックw。
これを、ベトナムの激美味い鍋の閉めに入れるのです。
それがまぁ美味しいこと。結局これが最強に美味いかもw
今は逆輸入されて日本でも売ってます。

地図の辺りはローカルのお店が並んでいたはず。ベトナム語で鍋は「Lẩu」なので、これでGooglemapを調べれば有名店が出てきます。
ちなみにハノイホテルの鍋のビュッフェはメチャクチャ美味しいのでおススメです。
そしてハノイで最も美味しい鍋のお店は別の記事に書きたいと思いますw
【番外編】ハノイのハロンとななちゃん
「らーめんハロン」はリンラン通りにある駐在員ご用達必須のラーメン店。カレーつけ麺や家系などなど色んなラーメンを提供してくれる。しかも全てがちゃんと美味いという凄いお店。


もう一軒は同じくリンランにあった、おでん屋ななちゃんの醤油ラーメン。かなり美味しいラーメンであった。話したことないけど、店長は私と同い年のおっさんです。残念ながら何かトラブルがあったようで閉店してしまいました。
【番外編】今までで最も変なヌードルはラオスのやつ
ベトナムのお隣ラオスと言えばカオソーイなのですが、これは何だかよくわからない麺です。網戸のレールというか、プラレールとでもいうか。そして物凄く辛かったです
ラオスにはベトナム人が多数います。特にルアンパバンのホテルやレストランのオーナーはだいたいベトナム人です。

リンクフリー
以上